講師:磯野研氏(中小企業診断士)

日時:2025年2月15日(土) 例会14時~17時
場所:大阪産業創造館6Fの会議室D/オンライン参加も可能 詳しくは会員メーリングリストを参照ください。

講師の磯野研氏

<磯野さんより、以下のメッセージをいただいています>
inovation(革新)の本質はinvention(発明)ではなく、異なる価値を
結合するexploration(探索)にあります(『両利きの経営』)。本講では、
割れた器を漆で修復した「金継ぎ」作品を海外へ制作販売する過程で
演者が実践している、日本ならではの価値を海外へ伝える方法をお話しします。
9,000年以上前から日本で使い続けられている漆の技法は出尽くした感がありますが、
それでも現代ならではの新しい可能性があり、付加価値で悩む日本の産業に応用可能な
ものがあると考えています。工芸に携わる方はもちろん、海外に興味関心のある方を
応援できる内容にしたいと思います。

プロフィール:地場産業の方々と共に歩む「地場産業共同開発者」として、人と想いを
大切にする経営コンサルティングを実施。創業時から滋賀県内の地場産業と伝統工芸を
中心とした数多くの企業・組織から評価を得て、人と企業に誇りと活力を
取り戻す経営戦略を手がけている。
経営コンサルティングと並行して、2021年9月に滋賀県長浜市の漆職人と共に、
割れた器を漆で再生する金継ぎ作品の越境ECサイト”The Kintsugi Labo JAPAN”を
夫婦で立ち上げた。インバウンド向け販売も進めつつ、2024年9月には
スペイン・バルセロナ大学で漆工に関するセミナーを実施。自身も京都市立芸術大学で
漆を探求している。
The Kintsugi Labo JAPAN HP
https://kintsugilabo.com/